恢徳堂のヨーシャさんのブログ

私が使ったカラーネガフィルムとカラーリバーサルフィルムの感想

December 21, 2020

目次

はじめに

この記事は銀塩写真 Advent Calendar 2020の12月13日の記事になります。
前回の記事は私の私が使った現像液の感想でした。
今回は、私がおすすめするカラーネガフィルムについて書くつもりでしたが、リバーサルフィルムについてもまとめて書くことでお許しください。

私が使ったカラーネガフィルムの感想

さて、ここからは私が使ったカラーネガフィルムの感想をまとめていきます。例によってほぼ独断と偏見で選んでいます。

FUJICOLOR 100 & FUJICOLOR 記録用カラーフィルム 100

いきなり2つ挙げましたが、中身は同じフィルムらしいです。

この記録用カラーフィルムは横浜駅みなみ西口にあるカメラはスズキ ジョイナス店の店頭にあるフィルムガチャでよく出てくるフィルムなのですが、安さの割には素直に写るフィルムで、晴れていれば非常に使いやすいフィルムです。もっとも感度がISO100なのでHOLGA135BCに入れるとけっこう大変ですが。

そして例によって作例を貼っておきます。こちらは2020年4月に廃線になった札沼線の末端区間の写真です。

Kodak Portra 800

柔らかな写りで評判のPortraですが、なぜか私は800を使うことが多かったです。

理由としては、他のPortraは基本5本入りなのですが、800はばら売りなので入手しやすかったこと、それと感度が高くなればなるほどよいフィルムだと思い込んでいたことが理由です。実際にはISO800まで高感度になってしまうと、けっこう写真がざらつく感じになります。そのざらつきがレトロ感なのですが、それがPortraの色調と合わさって実によい感じの雰囲気になります。

とりわけ、HOLGA135BCに詰めて撮るにはよいフィルムです。例によって作例です。

Kodak ColorPlus 200

FUJICOLOR 記録用カラーフィルム 100が販売終了になった今、リーズナブルに手に入るフィルムです。

写りはちょっと濃いですが普通な感じです。なお、青が強いのは自前のフォトスキャナと自前のPythonプログラムを使ったからで、ちゃんとしたDPE店で取り込んでもらったらもう少しきれいに写ると思います。

Kodak Ektar 100

コダックの出すフィルムとしてかなり彩度が高く、粒子も細かいフィルムです。
私が使ったのは1回だけなのですが、ちょっと露出設定がシビアな感じがしました。
色味はカラーネガらしくない高彩度に仕上がります。

私が使ったカラーリバーサルフィルムの感想

さて、ここからは私が使ったカラーリバーサルフィルムの感想をまとめていきます。例によってほぼ独断と偏見で選んでいます。

Fujichrome Velvia 100

普通にリバーサル現像するとかなりの高彩度に仕上がることが特徴のフィルムです。

私は富良野に行ったときにラベンダー畑で使いましたが、この高彩度さがラベンダーにマッチしていていい感じの写真になりました。しかもリバーサルなので、フィルムの状態できれいに、というところがとても好きです。

さて、このフィルムの本領発揮はネガフィルムの現像方法で現像するクロス現像をしたときです。このフィルムでクロス現像をすると世界滅亡直前のような真っ赤な世界になります。これを緊急事態宣言の前に撮ったのですが、実に世界の終わり感がしてけっこうドキッとさせられる1枚に仕上がったと思います。

Kodak Ektachrome E100

このフィルムの特徴は素直に写ることです。コダックの場合はネガが色盛々なのですが、このエクタクロームはよい感じの色に写ります。なので、人を撮るときとかにはよいかもしれません。そう、このフィルムはクロス現像をするにはもったいない感があるので、まだクロス現像はしたことがないです。

終わりに

カラーという世界もなかなか面白いと思います。

次の担当は未定ですが、おそらく12月25日の私のになりそうです。