『落ち込んだら 正教会司祭の処方箋171』を読んで
前置き
この記事は幸福に関するオススメ本 Advent Calendar 2019の24日目の記事です。
はじめに
今年も残すところ1週間少々ですね。
今日はクリスマスイブ
で、今日はクリスマスイブ。
クリスマスは「我らの救世主イイスス・ハリストスがこの世にやって来て救いに来てくださったことを記念する日」なわけです。
さて、私はクリスチャンなので、今日という救いがもたらされたことを記念する嬉しい日にもってこいの1冊を紹介します。
書誌情報
人間、誰しも落ち込むものです
生きるってある意味大変なことです。
いろいろなしがらみもあるし、苦しいことだっていっぱいあります。
とりわけ私はADHDと自閉症スペクトラム障害1を持って生まれてきたので、生きづらさをたっぷり抱え込んじゃっています。
時折、私はいなかったほうが、消えてしまったほうが良いのではと思うこともたまにあります。
世の中には、「障害者は不幸しか産まない」として障害者施設で虐殺を行った人もいるぐらいですから……。
仕事だって、うまくいかないことは多々あります。
集中力なんか25分持てばいいほうですし……。
正直言うと、
と、暗い話はこのぐらいにしておきましょう。
でも神様は赦してくれる……はず!
でも、悔い改め続け、成長し続ければきっと神様は赦してくださると思うのです。
本の中に、『夜と霧』の著者でホロコーストのサバイバーであるヴィクトール・フランクル博士が「なぜあなたは自殺しないのですか?」と語った話があります。
最初に読んだときは、フランクル博士もひどいことを言うなぁと思ったのですが、自殺を安易に選ばなかったということはこの世にまだ希望を感じていることだということがわかると、まるで涙が出てきました。私に重ねてみると、こうして生きていることはまだこの世に希望があるということなのだなと。
重いけど、実に深い1冊
この本は、辛かったことに効く、いろいろな聖人・偉人の言葉と松島神父が訳したアントニー神父の言葉で構成されています。
これらの言葉が、生きづらさに傷ついていた私を癒やしてくれる感じがするのです。
生きるって希望なんだなと感じさせてくれる1冊です。
ちょっと抹香臭いテーマですけど、希望を見つめ直したい人は読むと良いと思います。
ぶっちゃけ泣けます。
説教集もあります
ぶっちゃけこの本も泣けます。そして読後に温かいものが残ります。2冊合わせて読むとおすすめです。
最後に
メリークリスマス!
皆様のもとに、幸せがありますように。
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いわゆる、「アスペルガー障害」というものです。 ↩