「恢徳堂」はコミックマーケット97に参加いたします。
恢徳堂はコミックマーケット97に参加します!
私の個人サークルである「恢徳堂」は、来たるコミックマーケット97に参加します。
冬コミですが、新刊は「AI・ロボットと人間」論ではなく、「輪るピングドラム」に平成の総決算から人類の未来に至るまでありとあらゆる内容を詰め込んだ1冊にすることを考えています。なお、既刊についても在庫がある分頒布予定になります。急な内容変更となりましたが、何卒よろしくお願いします。
— Iosif Takakura@月曜南ホ18b「恢徳堂」 (@huideyeren) November 4, 2019
概要および表紙は、新刊のものはまだ完成しておりませんが、Webカタログからでも見ることができます。
今回の新刊は「輪るピングドラム」を題材としたものに急遽変更するわけですが、理由はこの「輪るピングドラム」を論じるなら今しかないという思いからです。なぜなら、平成という時代が終わり令和という新しい時代が始まった中で、残念ながら悲しみと憎しみの絶えない世の中に私たちは生きているという現実に気付かされたからです。しかし、このまま憎み合っていれば人類の未来は悲しいものになると思っています。その思いから、今回「生存戦略」をテーマとして「輪るピングドラム」論に取り組みたいと思いました。
頒布する本の内容
現在頒布を考えている本の内容は、以下の通りになります。
現代焚書 第5号:500円
『現代焚書』は、現代の『焚書』たれをモットーに、社会問題や宗教・哲学といった高尚な話題からマンガ・アニメ・ゲームなどの多彩な話題をごった煮に取り扱うなんでもありな同人評論誌です。 「生存戦略」がセンセーショナルだった「輪るピングドラム」から、過ぎ去ってしまった平成という時代を回顧し、また、「俺たちの生存戦略」として昨今ネットを騒がすあの問題から人類の未来に関わる様々な問題まで大風呂敷を広げた内容にしようと思っています。
現代焚書 第4号:500円
今回のキーワードは「はたらく障がい者」です。今年は官公庁での障がい者雇用率水増し問題や障がい者への不妊手術強制問題も発覚し、また、相模原障害者施設殺傷事件からもう2年経って忘れ去られようとする中、あえて今働いている発達障がい当事者が障がい者雇用と「働くことと人間の尊厳」について述べてみたいと思います。
現代焚書 第2号(2017年8月刊行):500円
『現代焚書』は、現代の『焚書』たれをモットーに、社会問題や宗教・哲学といった高尚な話題からマンガ・アニメ・ゲームなどの多彩な話題をごった煮に取り扱うなんでもありな同人評論誌です。 『現代焚書 第2号』では、発達障がい当事者が感じた、コミュニティとコミュニケーションについての体験談をありのままに語った「発達障がい当事者が語るコミュニティとコミュニケーションのエモい話」およびマサカリと呼ばれる時にはたじろぎかねないITコミュニティ独特のコミュニケーションのとり方をまとめた「モヒカン族のすゝめ 〜マサカリの投げ方・受け方〜」の2点を収録しています。
現代焚書 第1号(2015年8月刊行):300円
『現代焚書』は、現代の『焚書』たれをモットーに、社会問題や宗教・哲学といった高尚な話題からマンガ・アニメ・ゲームなどの多彩な話題をごった煮に取り扱うなんでもありな同人評論誌です。 『現代焚書 第1号』では、「魔法少女まどか☆マギカ」における暁美ほむらの救済の可能性を様々な宗教の救済論と比較して述べてみたり、「ドリフターズ」のエルフたちと「エンドブレイカー!」の自キャラの境遇を重ね合わせて気がついたらエルフ萌えになっていたりとそんな話を述べています。
次の予定
次は、おそらく春のコミックマーケット98になるかと思われます。
このときこそ、「ロボット・人工知能と人間の尊厳」というテーマで書ければよいと思います。
余談:今回からペンネームを変更した理由
今回から、サークル活動におけるペンネームを「Iosif Takakura」に変更することになりました。
別に新刊の題材が「輪るピングドラム」だから変えたわけではありません。
実のところ、このブログでもIT系の内容を増やしていきたいと思っていますが、IT系で名乗っている名前は「Iosif Takakura」なので同人活動の名義とIT系での名義を統一した方がよいと思ったからです。
ほとんど本名に近いですが、もうFacebookでは名前バレしているので、問題はないと思ったわけです。
最後に
参加は 3日目月曜南ホ18b になります。
当初人工知能関連の話題を書く予定で、周りは人工知能関連のサークルが配置されていますが、このあたりは気にしないでいてくれるとうれしいです。
おそらく、今回の新刊はかなり重いテーマとなるでしょう。それでも、皆さんが手に取って読んだときに何か希望を感じてくれたら最高にうれしいと思います。
それでは、ブースで会いましょう。