恢徳堂のヨーシャさんのブログ

「外国人との英語での働き方講座」イベントに参加しました

March 23, 2019

「外国人との英語での働き方講座」イベントに参加しました。

昨日、「外国人との英語での働き方講座」というイベントに参加しました。
多様性を大事にしたいと思っている私にとっては、かなり意義あるイベントとなりました。

このイベントは、人事管理と異文化理解を専門とする経営コンサルタントであるロッシェル・カップさんと、Microsoft社のクラウド・デベロッパー・アドボケイトであるちょまどさんの『マンガでわかる外国人との働き方』という書籍の上梓記念イベントでもありました。
また、外資系企業の日本法人の代表であるダニエル・ヘフェルナンさんからも貴重なお話しを伺いました。

私自身は高校から大学入試に至る過程のトラウマで英語には苦手意識があったりします。
とはいえ、英語はコミュニケーションの道具でもあります。
私も旅先やカンファレンスで外国の方とコミュニケーションとることもあると思いますが、「完璧な」英語を話すより「伝わる」ことを重視すれば英語へのハードルが下がるのではないかと思っています。

また、多様性という観点から考えても非常に考えさせられるイベントでした。
たとえば、採用時にGitHubのアカウントを記載させるケースがありますが、これが「多様性」を考える上ではよくないそうです。
なぜなら、GitHubのアカウントをもつのは男性が多いそうため、女性が応募しようという時のハードルを上げてしまうから、だそうです。
最初はサービスの多様性の確保のためかと思っていましたが、GitHubにおけるジェンダーバイアスの調査結果もあります。
それを考えると、女性はまだまだマイノリティなのかな、と思います。
ちょっと残念だったのは、会場の男女比が男性に偏っていたことですが……

なお、私自身も考えてみるとマイノリティなわけです。
一時期、「『普通の』(日本人)成人男性」を機械翻訳か何かで訳した「アダルトマン将軍」という言葉が有名になりましたが、私はその「アダルトマン将軍」にカテゴライズされる人ではありません。
私は発達障がい者(ADHD、ただし自閉症スペクトラムの要素もあるといえばある)なわけですが、それゆえ毎日定型発達者との「異文化」コミュニケーションの問題に接しています。
この、外国人との働き方におけるコミュニケーションの問題は、発達障がい者と定型発達者とのコミュニケーションも同じなんだなと思います。
そうなると、「多様性」がいかにイノベーションを生むのかということについても考えさせられるのです。
私はテレビにも出た、発達障がい者を主戦力とする特例子会社でシステムエンジニアをなんとかやっています。
オフィスはストレスが及ばないよう、定型発達者の職場とは別の場所のサテライトオフィスにありますが、同僚の中には親会社に派遣されている女性もおり、日々活躍しています。
私自身は「障がい」とされているものが本当に「障がい」なのか「個性」なのかわからなくなることもありますし、仕事の中で壁にぶち当たることもけっこうあったりしますが、私の力が多様性の、そしてイノベーションの源泉になることを望んでいます。

今回のイベントに参加したことが自分の中では「コミュニケーション」と「多様性」を考えるきっかけになりました。
今回のイベントを企画してくださったロッシェル・カップさんとちょまどさん、そしてダニエル・ヘフェルナンさんに感謝の意を表したいと思います。